ウェーダーに水漏れを感じたら
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ウェーダーに水漏れを感じたら

ウェーダーを使用するにあたって最大のトラブルはやはり”水漏れ”でしょう。気付かないうちに予想外の理由で水漏れしたり、水漏れしていなくても発汗や結露で水漏れしているように感じることもあります。水漏れなどの症状を感じた場合、以下のケースを参考にご購入店へお問い合わせください。
当サイトでご購入のお客様は info@mazume.co.jp までお問い合わせください。

※使用前に必ずご自身で点検を行ってください。mazumeでは管理体制に万全を期していますが、ご購入後の点検、管理を行えるのはあなただけです。万が一の事故を防ぐためにも定期的な点検は必須です。
※水漏れやその他の不具合を感じている場合は予期せぬトラブルが起きる可能性があり、大変危険です。絶対に使用しないでください。
※弊社で製造、販売しているウェーダーは釣りを目的に設計してあります。釣り以外の目的には使用しないでください。

<水漏れではないケース-発汗、結露>

使用中はウェーダー内の湿度が100%に近い状態になるため、発汗による水分が湿気となり内部を濡らすことがあります。冬季などの体感できないような僅かな発汗でも内部が濡れることがあります。また、ウェーダー内は体温で暖められた状態になるため水温や外気温との温度差で内部が結露することがあります。これらの発汗、結露による水分が衣類や肌を濡らすことで水漏れしているように感じます。
無透湿素材のウェーダーの場合、発汗による湿気や結露した水分は内部に残るため、使用後の乾燥が不十分な状態で再度着用されても、水漏れしているように感じることがあります。「靴下の先端やカカトが濡れる」、「衣類が全体的にしっとりしている」等のケースは発汗や結露による場合がほとんどです。
(透湿モデルでもブーツ部は無透湿素材のため靴下の先端やカカトが湿った状態になることがあります。また、瞬間的な結露により透湿機能を超える場合、ウェーダー内部が湿ることがあります。)

水漏れではないケース①
発汗、結露によりつま先が濡れた例。

水漏れではないケース②
発汗、結露によりインナーが濡れた例。

水漏れではないケース③
実際に結露したウェーダーの裏地。

<水漏れがあるケース-外的要因によるもの>

ウェーダーに水漏れがある場合、外的要因による傷が原因であることがほとんどです。
例として「針が刺さる」、「植物の棘が刺さる」、「歩行時にフェルトピンが反対の足に擦れる」、「ウェーダーを脱着の際、片方の足でブーツを押さえようとしたときにスパイクピンで傷付く」、「段差を上り下りするときにシワになった生地がスパイクピンに擦れる」等があげられます。これらの総称を”ピンホール”としています。
その他に岩盤やコンクリートなどに擦れたことが原因で生地が剥離したり、水漏れにつながる傷がつくこともあります。
稀なケースですが、魚の背びれの先端が刺さっていた例もあります。
このようにウェーダーの水漏れにつながる傷がつく要因は多岐にわたり、予想外の理由で傷がつくことがあります。
新品のウェーダーを初めて使った際に水漏れして「不良品では?」と思われる方もいらっしゃいますが、外傷による水漏れに使用回数は関係ありません。
弊社が外的要因による水漏れと判断した場合は有償修理での対応となります。
修理をご希望の際はお手数ですがご購入店までお持ち込み下さい。ご購入店を通してお見積りのご連絡をさせていただきます。
(傷の大きさ、位置によっては修理不可能な場合もあります。)
 

<外傷の原因、傷がつく状況について>

ウェーダーに傷がつくときは、「針が返しまで刺さっている」、「傷がつく瞬間を目視する」などしない限り、現場で気付くことは非常に困難です。ウェーダーは生地が厚く、一般的な衣類と比べてゆったりとしたシルエットのため、相当な大きさの傷や衝撃がない限り、傷がつく感触を感じません。そのため、「なにもしていないのに穴が空いた。」と思われるケースが非常に多いです。
また、外傷の具体的な原因を知りたいという要望が多くありますが、傷がつく原因は釣り針や植物の棘以外にも、フィールドによっては想定できないことが原因であることがあります。そのため具体的な原因まで正確に特定することは不可能です。
外的要因によるものか製品の不具合によるものかの判断のみとなります。

下記の画像は外的要因による水漏れの一例ですが、画像のような外傷は傷つく感触をほとんど感じません。

外的要因による水漏れ①
ピンホール(修理可能)

外的要因による水漏れ②
裂け傷(修理可能)

外的要因による水漏れ③
ブーツ部の傷(修理可能)

<水漏れがあるケース-経年劣化>

ウェーダーの防水機能は永久的なものではありません。使用回数に関わらず、経年による素材の劣化により防水機能が低下し、最終的に水漏れを起こします。
例として「加水分解」、「シームテープの劣化」、「コーティングの劣化による表面の生地剥離」、「各部に使用している接着剤の劣化」、「ブーツ接合部の劣化」等があげられます。これらの総称を”経年劣化”としています。
経年劣化の劣化速度は使用状況(使用頻度、使用場所、季節、天候、保管方法、等)により大きく変わりますが、ウェーダーは素材の特性上、使用回数に関わらず一定の速度で経年劣化が進行します。そのため経年劣化による水漏れや破損は避けようがありません。ご理解ください。
大変申し訳ありませんが経年劣化による水漏れは修理不可能です。ウェーダーの寿命という捉え方もできます。
修理依頼でお預かりしている場合はご返却させていただくことになります。
ご希望であれば弊社で破棄することも可能です。
※経年劣化が原因による水漏れは外観的には綺麗な状態でも発生します。
(例:使用頻度が少なく年に2~3回しか使用しないが購入から3年以上経過している。)
※経年劣化は水漏れの原因以外にもフェルトソールの剥がれの原因にもなります。接着剤の成分(主にポリウレタン)が空気中の水分と反応し加水分解を起こすからです。フェルトソールの接着は永久的なものではないとご理解ください。


経年劣化を完全に防ぐ方法はありませんが、保管方法で劣化の進行を遅らせることはできます。長期保管の際は以下の保管方法を参考に保管してください。
・密閉されたケースで保管しない。
・風通しの良い日陰で保管する。
・長期間使用しない場合は小さく畳んだりせずにシワがつかないように保管する。
・長期間使用しない場合は真水で洗浄し完全に乾燥させてから保管する。

経年劣化による水漏れ①
シーム部の経年劣化(修理不可)

経年劣化による水漏れ②
ブーツジョイント部の経年劣化(修理不可)

経年劣化による水漏れ③
経年劣化による生地剥離(修理不可)

<水漏れがあるケース-初期不良によるもの>

製品には万全を期しておりますが、非常に稀なケースで初期不良により水漏れやその他の不具合を起こすことがあります。弊社が初期不良と判断した場合、無償対応させていただきます。
※購入店が不明な場合や、ネットオークションやリサイクルショップなど正規取扱店以外や中古(未使用品含む)でご購入されている場合は、いかなる理由でも補償の対象外となります。
※補償期間は購入から1年となります。(弊社が初期不良と判断した場合に限ります。外的要因による水漏れは補償の対象外となります。修理をご希望の場合は有償での対応となります。)
※製品の不具合に付随する損害(交通費や宿泊費、釣果、私物の破損など)は補償致しかねます。

<水漏れ以外のアフターサービス>

フェルトソールの交換修理やポケット修理等、水漏れ以外の修理に関しましてもご購入店へお持ち込み下さい。現物を確認後に改めてご連絡させていただきます。
弊社オンラインストアでご購入のお客様は、お手数ですが info@mazume.co.jp までお問合せ下さい。
※水漏れ以外の修理依頼でお預かりの場合、修理箇所以外の検査(水漏れ検査など)は行いません。予めご了承ください。(合わせてその他の検査をご希望の場合は有償で承ります。事前にご連絡ください。)

<修理について>

修理の可否につきましては現物を検査後のご報告になります。修理代も傷の症状、位置等で変動しますので、正確なお見積りは弊社で検査後にお伝えさせていただきます。まずはご購入店へお持ち込み下さい。記載のない修理に関しましても、弊社で検査後に修理可能かどうかを含めてお伝えさせていただきます。
弊社オンラインストアでご購入のお客様はお手数ですが info@mazume.co.jp までお問合せ下さい。
※修理は外傷などにより欠損した機能(主に防水機能)を回復させる為のものであり、デザインを含め、新品の状態に戻るわけではありません。傷の大きさ、水漏れの原因(経年劣化など)、水漏れ範囲、破損部位によっては修理不可能と判断する場合があります。またソックスやブーツの交換修理は対応しておりません。予めご了承ください。

<修理参考価格-税別>

・ピンホール修理:1ヶ所¥2、000
・裂傷による傷修理:1ヶ所¥2、000~3、000(傷の大きさで変動します。)
・ソール張替え修理:両足¥7、000
・ポケット再接着修理:¥1、500
・ブーツ交換、ソックス交換:修理不可能
・ロゴプリント修理:修理不可能


修理依頼で弊社にお送りいただく際、スムーズにご対応させていただくために以下の①~⑧を記載の上、ご発送ください。
修理依頼でお送りいただく際は必ず事前にお電話かメールでご連絡いただきますようお願いいたします。
①郵便番号
②住所(賃貸にお住まいの場合はマンション名、アパート名までご記載ください。)
③名前
④連絡の取れる電話番号(メールでの連絡をご希望の場合はメールアドレスも)
⑤購入店
⑥購入日
⑦使用状況
⑧依頼内容(上限金額、見積りが必要かどうか、等)

【送り先】
910-2172
福井県福井市荒木新保町48-32-1
TEL:0776-41-8690
㈱オレンジブルー カスタマーセンター

※修理依頼品の発送時の送料はご負担いただきますようお願いしております。
(着払いでお送りいただいた場合、修理のお見積りに追加させていただきます。)
※修理依頼でお送りいただく際は純正の付属品以外は全て外してからお送りください。他社製の付属品がついた状態で到着した場合、修理対応ができない場合があります。また、他社製の付属品の破損、紛失等に関しましては弊社では一切の責任を負いかねます。(他社製のポーチやラインカッターなど)
※修理依頼品をお送りの際、梱包に使用されたダンボール、袋などの返却を希望される方は事前にご連絡ください。ご連絡がない場合は弊社指定のダンボールで梱包して発送させていただきます。


以下の画像は修理不可能な例になります。

修理不可能の傷①
防水ファスナーの破損

修理不可能の傷②
修理不可能なサイズの裂け傷

修理不可能の傷③
修理不可能なサイズのブーツ部の傷

アフターサービス対応不可のケース

以下の場合、使用回数、購入時期に関わらずアフターサービスをお断りさせていただきます。

・購入店が不明なもの(プレゼントされた物などでも購入店が不明な場合はご対応致しかねます)
・釣り以外の用途に使用したもの
・中古品、個人間売買(ネットオークションやフリマサイト、知人から譲渡、リサイクルショップ等で購入されたもの等)
・ご自身で改造されているもの(刺繍やペイント、サイズのお直し、脱着不可能な社外製のパーツを装着したもの、等)
・ご自身で修理されているもの
・経年劣化が原因による破損
・廃盤モデル(一定の年数が経過し修理用の部品の在庫がないものや、使用回数に関わらず経年劣化が進行しているもの、等)
・故意に破損させたと弊社が判断した場合
・上記以外の理由で弊社が修理不可能と判断したもの

よくあるご質問

Q:「水漏れしている気がするけど、どこから水漏れしているかわかりません。」
A:ご購入店に「検査依頼」でお持ち込み下さい。弊社に到着後、検査させていただきます。
水漏れが確認できた場合はご購入店を通してお見積りのご連絡をさせていただきます。
弊社オンラインストでご購入のお客様はinfo@mazume.co.jpまでお問合せください。

Q:「どんな水漏れでも修理できますか?」
A:傷の大きさや位置、水漏れ箇所の数によっては修理をお断りさせていただく場合があります。また、経年劣化による水漏れは修理不可能です。

Q:「水漏れはしていないと思うけど、念のために検査をお願いできますか?」
A:可能です。検査代として¥2、000+(税)かかります。発送時の送料もご負担いただきますようお願いしております。

Q:「初めての使用で穴が空きました。どういうことですか?」
A:お気持ちはお察ししますが、外的要因による水漏れに使用回数は関係ございません。
使用回数に関わらず外的要因により傷がついた場合は水漏れにつながる可能性があります。

Q:「ウェーダーに穴が空きました。原因を教えてください。」
A:申し訳ありませんが、具体的な理由まで特定することはできません。
外的要因によるものか初期不良かの判断となります。

Q:「修理費用を修理依頼品の発送前に教えてもらえますか?」
A:申し訳ありませんが、修理代の正確なお見積りは弊社での検査後でなければお答えできません。

Q:「修理にどれくらい時間がかかりますか?」
A:修理場の混み具合にもよりますが、弊社到着後から約2~3週間を目安にお考え下さい。
※大型連休を挟む場合は1ヶ月ほどお時間をいただくことがあります。

Q:「ブーツやソックスの交換修理はできますか?」
A:申し訳ございません。ブーツ、ソックスの交換修理は弊社では対応しておりません。
フェルトソール部のみの交換修理はご対応させていただいております。
※ラジアルソールは交換不可です。

Q:「ウェーダーのフェルトソールが剥がれました。初期不良ですか?」
A:フェルトソールが剥がれる主な原因は接着に使用している接着剤の経年劣化によるものです。接着剤に含まれる成分(主にポリウレタン)が空気中の湿気(水分)と反応し、加水分解を起こします。空気中には水分が必ず一定量含まれていますので、加水分解を完全に防ぐことはできません。そのためフェルトソールの接着は永久的なものではないとご理解ください。
使用後はフェルトをしっかり乾燥させる、オフシーズン等で長期間保管する際には湿度の高い場所での保管を避ける、等が経年劣化の進行を遅らせる対策になります。

Q:「古いウェーダー(廃盤モデルなど)は修理できますか?」
A:経年劣化が原因による破損は修理不可能となります。パーツ交換が必要な箇所はパーツの在庫がある場合は修理可能です。

Q:「ウェーダーの洗浄方法、保管方法を教えてください。」
A:淡水、海水に関わらず使用後は真水で洗浄してください。洗浄後は風通しの良い場所で陰干し、完全に乾燥させてください。保管時も風通しのよい日陰での保管を推奨しております。(紫外線や湿気は経年劣化の進行を早めます。)また、シーズンオフなどで長期間使用されない場合は、小さく畳んだりせずに、できるだけ折りシワなどがつかないような形で保管してください。密閉されたケースや高温多湿な場所での保管は避けてください。

Q:「遠征中にウェーダーが水漏れしました。かかった旅費を補償してくれますか?」
A:製品の破損に付随する損害(交通費や宿泊費、釣果、私物の破損)は補償致しかねます。

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